フランス料理『プレスキル』のほんのりカレー香る 鰆のエスカベーシュ

フランス料理『プレスキル』のほんのりカレー香る 鰆のエスカベーシュ

あまからCookingアーカイブ

2024.04.30

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:宮本 進、福本 旭(人物)

大阪ガスの最新Siセンサーコンロの機能を使ったレシピを人気料理人に教わる『あまからCooking』(『あまから手帖』で連載中)。今回は日本のフランス料理界に影響を与えたアラン・シャペル氏のエスプリを受け継ぐ、『プレスキル』の佐々木康二シェフに、お手軽フレンチメニュー5品を教えていただきました。

目次

「温度キープ機能」とは? ほんのりカレー香る 鰆のエスカベーシュのレシピ 店舗情報

「温度キープ機能」とは?

大阪ガスの最新Siセンサーコンロ、クラスSプレミア[Rシリーズ]。プロの料理人も太鼓判を押す多彩な調理機能を搭載しています。

なかでも、好評の機能が「温度キープ機能」。温度センサーが鍋底の温度を検知し、火力を自動調節しながら一定の温度をキープ。130~220℃まで10℃単位で設定ができ、揚げ物やフライパンの焼き物に便利。「揚げ物の面倒な温度調節がボタン一つで簡単に!」と、使ったプロが毎回感動する機能です。

まず1品目は、スパイスの香りが食欲をそそるフランス風南蛮漬け。魚はカレー粉入りの衣を付けて揚げ、マリネ液に漬けます。魚は鯛、アジなど好みの魚でOK。マリネ液にリンゴ酢を使っているので、酸味が穏やかで食べやすいですよ。初夏のこの時期にぴったりの前菜です。

ほんのりカレー香る 鰆のエスカベーシュのレシピ

ほんのりカレー香る 鰆のエスカベーシュ

【材料】4人分

サワラ(鯛やアジなどでも可。切り身を薄くスライス)…160g
塩…ふたつまみ
黒コショウ…少々

〈A〉
薄力粉…30g
カレー粉…6g

〈B〉
サラダ油・リンゴ酢…各40ml
バルサミコ酢…小さじ2
砂糖…10g

〈C〉
ニンジン・大根(各マッチ棒ぐらいに切る)、ラディッシュ(薄い輪切り)、チャービル(葉)…各適量
揚げ油…適量

【作り方】


〈A〉をよく混ぜ合わせ、ふるいにかける。
サワラに塩と黒コショウを振り、1をまぶす。ザルに移し、余分な粉を払う。
フライパンに揚げ油を2cm高さほど入れ、温度キープ機能を180℃に設定する。①を加え、衣の黄色が濃くなり表面がカリッとするまで揚げる。
バットに混ぜ合わせた〈B〉を入れ、揚げたての③を加えて常温になるまで漬ける(冷蔵庫に入れて冷製にしてもよい)。
④を器に盛り、〈C〉を飾る。

衣をまぶす、揚げる

『プレスキル』佐々木康二シェフフランス料理『プレスキル』
シェフ 佐々木康二さん

1988年「神戸ポートピアホテル」の『アラン・シャペル』で上柿元 勝氏に師事し、92年には長崎・ハウステンボスの『エリタージュ』に転職。パリの『ホテルクリヨン』など、ヨーロッパでも研修を重ねる。2009年「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」に日本代表として出場し、世界第8位に入賞。2015年に同店のシェフに就任。大阪で数少ないグランメゾンで “不易流行”の信条のもと、古典的な料理の中に新味を加えた料理でフランス・リヨンのエスプリを届けると共に、若手料理人の育成にも力を注ぐ。

■店名
『プレスキル』 
■詳細
【住所】大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona2階
【電話番号】06-7506-9147
【営業時間】11:30~14:00(LO)、17:30~21:00(LO)
【定休日】不定休

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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